青森山田全国優勝メンバーのJunki選手が、遂にボルドーで強豪のフランス5部のリザーブチーム(6部)で公式戦初出場ながら、ボランチとして初ゴールを決めました!
チームも3-0で勝利し、華々しい開幕戦デビューを飾ることができました。
試合の流れを時系列でお伝えしていきます。
先ずは試合前のクラブハウスでのミーティングです。
カテゴリーが上がるにつれて、プロジェクタースクリーンを使ったプレゼン形式でのミーティングを行うなど、プロチームのような雰囲気になってきます。
内容も、相手チームのシステムや選手の年齢や利き足などの特徴まで、細かく分析しています。
もちろん、プレシーズンからずっと一貫して練習してきたチームのコンセプトや戦術の確認も行います。(他にも色々ありますが、続きはフランスへ来てから、お楽しみください。)
ということでミーティングを終え、いよいよフランス6部の公式戦が近づいてきました。試合前のお馴染みのグラウンドのチェック、リザーブチームのホーム戦は総合陸上競技場のグラウンドで行われますが、フランスにしては状態はかなり良かったですね。
グラウンドのチェックを終え、練習着に着替えてからウォーミングアップが始まりました。
静的ストレッチだけではなく、一定の負荷をかけてから、素早い動きを入れます。
その後は、ポゼッションをして、短いスプリントを入れ準備は完了。
いよいよ、キックオフ。
一ヶ月半のプレシーズン期間を終え、遂にフランスリーグが開幕しました。
ブログ一枚目の写真のフォーメーション通り、Junki選手は3-5-2の左サイドとして開幕戦スタメン出場。
相手チームはラグビー選手張りにバチバチに鍛え上げられたベテランの選手が多かったですね。6部となると基本的にえげつない身体つきの選手になります。
前半から両チームとも、開幕戦ならではの硬さが見え、危ないシーンが多く、キーパーの好セーブに何度も助けられました。
左サイドでは、相方のセンターバックの癖や硬さもあり、なかなかボールをもうらうことができず、センタリングも一本にとどまっていました。
終了間際に、直接フリーキックから先制ゴールが決まり、なんとか1-0で折り返すことができました。
後半の途中、練習中に何度か試した事はあったものの、試合形式では一度も試した事のなかったボランチを、チームメートの一時的な負傷により、急遽任されることになりました。
そのような中、若干の戸惑いを感じつつも、見事に適用し、後半も残り時間僅かの所、ペナルティーエリアの角辺りでボールを受け、ドリブルで相手選手を一人かわし、左足で右のサイドネットへ弾丸のボール突き刺しました!
試合は3-0で勝利し、見事開幕戦を白星スタートできました。
6部とはいえ、11人中5人が5部のトップチームから降りてきた選手で構成されるボルドー内でも屈指のリザーブチームです。
フランスへ来て、一ヶ月で監督やチームメイトからの信頼を得て、ここまで辿り着くのは、そう簡単なことではありません。
日本での苦労も知っているだけに、本当にここまで諦めずよく頑張ってくれています。
フランス日本人サッカー選手として、川島選手やオナイウ選手にも引けを取らないぐらい注目されるように、これからもっと活躍して欲しいですね!